トラック予約受付システムを導入する現場が増えている。食品輸送を展開する東京都江東区の運送会社は「冷凍・冷蔵倉庫の荷待ちはネット予約が主流。導入されてすぐは枠の取り合いや、予約時間に行ったものの荷物が下ろせないなどシステム上のトラブルで、荷待ち時間が伸びたりもしていたが、改善を重ねて今ではスムーズに積み込みが行えるようになっている。運用開始直後は、みんな不慣れでうまく回らないことが多いからこそ、歩み寄りや協力し合うことが大切」と話す。

大阪府泉大津市の雑貨輸送を行う事業者では「同じ荷物でも積み地が2か所あって、片方がネット予約システムを導入しているが、うまく運用できていないのか、積み時間が1.5倍から2倍に。その影響でネット予約をしない積み地の方に行くトラックが多くなり、こちらが混雑する事態になっている」という。同事業者は、「うまく運用できるようになると効率化できるはずなので、改善に期待したい」と話す。