「物流魂シリーズ」を展開するマルイチ(神奈川県厚木市)は、カゴ台車などの輪留めとして使う「キャスパー」シリーズを展開している。バリエーション豊富な同製品だが、なかでも人気はPINCH・OPEN機能が備わった「キャスパー2nd」だ。

 

 

岩井機械工業の厚木工場では、「キャスパー2nd」のLサイズを導入。同工場内の製品保管庫内で使用する台車のストッパーとして活用している。

 

同工場内では商品出荷時に使用するカゴ台車を1か所に並べて保管。カゴ台車のキャスターにはストッパーが付いていないため、台車の自走事故を防ぐための安全対策として同製品を活用しているという。

 

また、手押し台車にも「キャスパー2nd」のLサイズを装着。同工場の現場担当者は、「積載重量が大きい手押し台車は、その分、キャスターも大きいため、Lサイズのキャスパーがちょうど良い」と話しているという。

 

「キャスパー」の初期製品はキャスターに装着する際にしゃがんで両手で着脱する必要があったが、「キャスパー2nd」は取っ手部分の追加と中円に短いスリットを入れることでリングが簡単に開き、片手での着脱が可能に。作業者の負担軽減と効率化を実現している。

岩井機械工業の同工場からは、片手で着脱できる「キャスパー2nd」に対し、「使いやすい」「作業が楽になった」という声が届いているという。

 

なお、「キャスパー2nd」は、純天然ゴムを使用。シリーズで唯一「RoHS2(特定有害物質使用制限)」に対応している。

 

マルイチでは、さらなる改良を加えた新型「キャスパー4th(仮)」の開発に着手しており、「順調に進行しており、完成間近」だという。

 

 

◎関連リンク→ 株式会社マルイチ キャスパー2nd