伊藤園とJA全農グループの全農物流は、飲料や米穀の輸送において相互車両を活用する「ラウンド輸送」の運行を開始した。新潟と関東間で運行する両社の週3回運行のうち1回を相互でラウンド輸送とすることで、従来の輸送と比べてトラックの使用台数が約33%減少し、CO2排出量も約16%削減できる見込み。

伊藤園は、往路に群馬の出荷倉庫から「新潟センター」に飲料を輸送し、復路に新潟の「JA全農にいがた倉庫」から関東の米穀卸および営業倉庫に米穀を輸送。同取り組みについて両社は、「『循環型』の相互物流連携」とし、「今後はさらに連携を強化し、より幅広い領域での物流連携も検討している」としている。

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