NBSロジソル 血圧オンライン診療サービスを導入
NBSロジソル(河野逸郎社長=写真左、大分県日田市)は、全ドライバーに対し、イーメディカルジャパン(塩谷さおり社長=同右、東京都千代田区)の血圧オンライン診療サービス「イーメディカル」を導入する。すでに導入している営業所もあるが、来年春までに全国の営業所で導入する。
当初、個人向けに始まったイーメディカルは、スマホアプリに連動することで、測定データがスマホ内に蓄積し、自身で血圧の管理ができるというサービス。
不安がある場合は、チャットで医師に相談ができるほか、朝6時から夜11時まで医師の診療が受けられ、健康経営に取り組む企業から注目が集まっているという。
NBSロジソルの河野社長は、「会社として『事故を起こしてはいけない』という至上命題がある」と話す。同社では現在、ドライバーが500人以上、車両850台を有し、「事故を減らすために、健康状態は非常に重要」とし、「健康に問題があることで事故を起こす可能性がある」と説明する。
同社ではこれまで、健康診断や点呼時の血圧測定など一定の管理をしてきた。しかし、今回は、一人ひとりに血圧測定する機器と診察や相談を含んだ一歩踏み込んだ取り組みになる。
同社長は「働き方改革はドライバーが健康でいるために働き方をどう変えていくか」だとし、「『一人ひとりが生き生きと働き、仕事を楽しめる会社へ』という人事理念のもと、会社が管理するのではなく一人ひとりが自ら進んで取り組んでいくことが重要」と指摘する。
イーメディカルの塩谷社長は、「血圧測定を会社にルールとして組み込んでもらうことで、個人では続けていけないハードルを一緒に乗り越えていき、ひいてはみんなの健康につながっていけば」と期待を寄せる。
すでに同サービスを利用した人もいるというが、河野社長は、「今回の取り組みを通して、健康的な食事や運動の習慣を意識してくれるようになれば、それが結局ドライバー自身、そして会社の武器にもなる」と話している。
◎関連リンク→ 株式会社NBSロジソル
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