岡山市北区のホテルグランヴィア岡山で11月16日に全ト協青年部会(出島康佑部会長)の中国ブロック大会が開かれ、全国から約230人が集まった。同部会は全国9ブロックで構成しており、6月の関東大会(東京都)を皮切りに各地で順次開催。中国大会は8か所目で、年明けの2月7日に予定する九州大会(熊本県)が今年度の最終回となる。

前半の研修会では児童絵画コンクール(中国地区)の表彰式や、物流DXをテーマにしたパネルディスカッションのほか、参院議員で〝ヒゲの隊長〟として知られる佐藤正久氏が「迫り来る危機への対応」と題して講演。また、2部の交流会では同世代の経営層が抱える課題について活発に意見を交わす光景が見られた。

 

主催者(中国ブロック青年部協議会)を代表してあいさつした上林伸二会長(島根青経協・相談役=西日本トータルサービス社長)は「適正運賃の収受やDX化を進めないと事業は衰退し、業界も発展しない。青年部としての限られた時間のなかで、どのような未来を描くことができるか。ともに協力し、この難局を乗り越えて進化したい」と力を込めた。

 

地元選出の国会議員や行政関係者ら多くの来賓も出席。山下貴司衆院議員が「厳しすぎる規制は経済に悪影響を与える。現実に即して考えるべきだ」と話したほか、「青年部のみなさんは行儀よくならず、しっかりと意見を交わして(我々に)届けてほしい」と、実妹が大型トラックのドライバーとして長く働いている小野田紀美参院議員もエールを送った。

 

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