サントリーロジスティクス(武藤多賀志社長、大阪市北区)はこのほど、サントリーグループとしてサッポログループと共同で長距離往復輸送の取り組みを開始した。

今回の取り組みでは、協力会社のトレーラを使い、岡山県ー群馬県間の輸送を行う。岡山県から群馬県へはサントリーグループの飲料製品、群馬県から岡山県へはサッポログループの飲料製品などを毎日1便(週5便)輸送する。

アイエヌライン(奈賀幾次郎社長、福岡県築上郡吉富町)の埼玉営業所(埼玉県坂戸市)、大阪営業所(大阪市住之江区)、コネクトエリア浜松(浜松市浜名区)の3か所に中継地点を設け、スイッチ輸送をすることで、携わる4人のドライバーの労働負荷を低減する。

また、トレーラを利用し積載量が増えることで、運行するトラックを両社で年間約150台減らすとともに、CO2排出量を約45トン削減する。

同社では、「グループではこれまでスマートロジスティクスの取り組みを進め、先端技術の活用や各企業・自治体と連携し、安全・安心で持続可能な物流の実現を目指してきた」とし、「今後もその実現に向けて、物流企業やドライバーにとってより働きやすい環境をつくるとともに、自然環境に配慮した物流を推進していく」としている。

 

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