横浜興運(木村勝史代表、神奈川県横浜市)は昭和27年に設立された空ドラム専門運送企業。誕生時から現在まで空ドラムの輸配送をメイン事業としており、まもなく70周年を迎える。木村社長は「運転の振動で傷付きやすい空ドラムを安全に届けられるノウハウや、最低でも20〜30キロある空ドラム缶を1日に1人1000本も扱う荷役能力の高さがウリ。おかげで空ドラムの輸送と限定されてはいるが業界の皆様に認知いただいている」としている。同社は今年Gマークの更新1回目を迎え、更に千葉県君津市に営業所をオープンしたばかり。新しい拠点候補も検討中だ。

木村社長は「お客様に依存せず、自分達がお客様に感動してもらえるような仕事ができないか、困っている人の助けになれないかを考えて続けてきた。今も会社とお客様との縁がつながっているのは、そうして困難をお客様と共に乗り越えてきたからでは」としている。

一方で木村社長によれば空ドラム缶輸送の市場は縮小傾向にあるという。専属で入っている企業も多数存在するものの、コロナ禍による不況などから今後の関係性に不安を感じているケースもあるそうだ。同社はこうした流れを受けて利用運送および他の一般貨物での貨物情報収集をはじめた。営業担当者も1人増員している。

木村社長は「荷役能力、体力と他の商品に対しても貢献できる部分が必ず見つかるはず。車両ボディーも高さのある特別なもの。困っている方がいらっしゃればぜひお声がけいただきたい」と話す。

同社の配送エリアは関東から東北・関西エリアまでの地場―長距離がメイン。車両は大型ウイングがメインとのこと。

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