日本トレクス(高崎文弘社長、愛知県豊川市)が運営するトレクスドライビングスクール(同豊橋市)は10月から、ダブル連結トラックを使用するコースを開校した。

クライアントから「現物に触れてみたい」「ドライバーがトラックからトレーラへステップアップするための支援をしてほしい」という要望から、同社は今年4月にセミトレーラ講習を受講できるスクールを開校した。今回は新たにダブル連結トラックを使用するコースを追加。安全教育訓練がなされるほか、同車両の運行条件に必要な実技訓練受講証明書が発行される。また、ドライバーの乗車前教育としても有効。

ダブル連結トラックに関する法令や許可基準の改正から、2019年、同車両は新東名を中心に本格導入された。今年秋には首都・阪神高速道路や一部の自動車道の路線が拡充される予定で、現在、運行可能の路線は5140kmだが、6330kmまで拡大する見込み。

高崎社長はスクール開校のきっかけについて「クライアントからドライバーの高齢化や若手の人手不足、入社してもトレーラの免許を取得していない未経験者がいるといった声があった。そこから『当社で講習という形で何かできないか』と考えた」と説明。今後は「2024年問題の解決、あるいはカーボンニュートラルの対策として当社が対応できることはないかと考え、問題解決のために挑戦していく」と話した。

また、同社は行政書士と連携し、特殊車の通行許可申請等の取得の一部サポートをスタート。さらに、同スクールはスワップボディーが使用できるコースの開校も計画している。

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