軽貨物運送ドライバー向けの業務委託料前払いサービス「PAYS(ペイズ)」を展開するMIRAIS Tech(北澤貴彦社長、県横浜市南区)は、軽貨物運送業に特化した情報管理システム「KURUMAN(クルマン)」の提供を開始した。ドライバーや車両情報の効率的な管理を実現する。

 

運転免許証や任意保険、車検、リースなど事業運営に不可欠な情報を一元的に管理。各種の満了日や更新時期、エンジンオイルの交換推奨時期などをアラートとメールで事業者とドライバー双方に知らせる。

基本画面は、ドライバー数や車両数、期限が迫る項目をひと目で確認できるシンプルなデザイン。未対応の項目について、信号機を模した3色で緊急度を表示。スマホやタブレットからもアクセスが可能なため、出先や現場でも情報の確認・編集ができる。

導入コストの低さも見逃せないポイントだ。システム利用料金はドライバーの人数に応じて3つのプランを用意。Sプラン=3000円(~30人)、Mプラン=6000円(31人~80人)、Lプラン=1万2000円(81人~100人)。中小・零細事業者にも利用しやすい料金体系とした。

 

業界の声を集める中で、車両やドライバーの管理を紙やエクセルに頼っている事業者が少なくないという実態が見えてきたという。非効率な管理はミスやトラブルの温床にもなりかねない。情報管理は、軽貨物運送業界の重要な課題の一つとなっている。

 

親会社であるMIRAIS(同)の重松宏志社長は、「ドライバーや車両といった経営資源を正しく効率的に管理し、健全な事業運営を行うことができる軽貨物運送事業者を増やしていきたい」と強調。

 

同社グループとして、「軽貨物運送事業者が荷主企業から安心や信頼を得ることができるよう、業界の管理水準の向上に貢献していく」とした。

 

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