ＰＷリソースとコクヨサプライロジスティクス　大阪市内での共同輸送開始

天然水ウォーターサーバー事業を主とした宅配水サービスを展開するプレミアムウォーターのグループ会社であるＰＷリソース（長野成晃社長、東京都渋谷区）は８月１日から、コクヨグループのコクヨサプライロジスティクス（若林智樹社長、大阪市東成区）とともに大阪市内における共同配送を開始した。

プレミアムウォーターグループでは配送効率の向上や物流の２０２４年問題へ対応するため自社物流網の構築を行い、自社物流比率約５１.５％（今年３月末）を実現している。しかし、平日の日中に天然水ボトルを受け取ることが困難な契約者が多く、配送が週末に集中する傾向にあるため、平日の配送車両の積載効率が低下し、リソースが最大限に活用されていない点が課題だった。

一方、コクヨグループのステーショナリー・通販事業における物流機能を担うコクヨサプライロジスティクスは近年、少子化やペーパーレス化の流れに伴い市場ニーズが変化している中、平日の配送車両の積載効率を最適化する必要があり、また近年、ドライバー不足が深刻化しており、サービス品質を維持・向上させるために配送の効率化が急務となっている。そこで双方が抱える課題解決のため、大阪市内での共同配送の実施が決定した。

これにより平日の積載効率の向上とリソースの最適化が可能になり、コクヨサプライロジスティクスは平日の配送効率をカバーできるほか、配送車両を削減することでドライバー不足への一助に期待できる。また、両社の配送効率の向上により、大阪市内の配送車両を年間約２０００台削減することができるとしている。

◎関連リンク→　コクヨサプライロジスティクス株式会社