関東圏の食品流通に特化した運輸・倉庫業を手掛ける北王流通(黒田英則社長、東京都北区)は2月、関東1都6県の低温食品流通の対応力強化のため、戸田センター(埼玉県戸田市、敷地面積771坪、常温庫・冷蔵庫・冷凍庫など)を開設。

戸田センターの開設は、2年ほど前から構想していたもので、以前から外環道と首都高5号線近くにあった物件を同社にて開設。これにより、繁忙期などの在庫増加による一時在庫の調整等品質維持の強化が可能となった。

コロナ禍での開設で食品流通の需要について、同社は「取引先との付き合いは大きく変わっていないが、届ける1店舗あたりの物量などは変動した」としながらも、「新たな取引先からの依頼は引き続きある」としている。

「コロナで物流のニューノーマルを模索している取引先に対して、新しいお付き合いも始まっている」という。

同社は、食品物流において365日24時間のオペレーションで、多様なニーズに応えることを使命に32期目を迎えた。地域の物流会社と連携し、可能な限りのローコストオペレーションを実現している。同社が計画している食品流通のサポート状況については現状、50%程度としている。

◎関連リンク→ 北王流通株式会社