総合物流企業ギオン(祇園彬之介社長、神奈川県相模原市)は7月17日、美容室TAYAとコラボし、TAYAのスタイリストのヘアメイクで変身したギオンの20~40代女性ドライバー3人が、「女性ドライバーの現実と夢」をテーマにギオンの人事部門と座談会を開催。

女性ドライバーのアンコンシャスバイアス・偏見の解消につなげ、物流業界における女性の自分らしい美しさと働き方の両立を支援するため、今回の企画が実現。

人材不足が共通課題である物流・美容業界がコラボし、ドライバーや美容師の働き方への固定概念を払拭、業界全体のイメージ向上を図るとした。

ヘアメイクはTAYA相模大野店で行われ、女性ドライバーそれぞれがオーダーしたカット・カラーが施された。

その後、移動して行われた座談会は、「女性ドライバーの現実と夢」をテーマに開催。おのおのの業務内容をはじめ、ドライバーを目指した経緯や業務上の苦労、女性目線で改善してほしい課題などについて、深堀していった。ヘアメイクの施術を終えて心境の変化やヘアメイクが及ぼす仕事への影響について問うと、「業務中は見た目を気にしていなかったが、今回改めてモチベーションにつながるなと(感じた)。これを機に頑張ろうと思えた」と女性ドライバー。

 

さらに、深刻な物流業界の担い手不足について、「いつかトラックを下りる時がきても、内勤や庫内作業等、臨機応変に職種を選択できる魅力も発信するべき」との声が聞かれた。その後も、ドライバーから人事担当者へ、ベースアップ後の感想や改善してほしい点等を本音で語る場面も見られた。

 

まだまだ女性の働き手が少ない物流業界。ギオンは今回の取り組みをきっかけとし、社員へヒアリングを行いながら女性ドライバーが働きやすい環境を整備していく構えだ。

 

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