総合物流事業を手がけるギオン(祇園彬之介社長、神奈川県相模原市)は、新たな地域社会貢献事業として、地域の食品ロス削減や子ども食堂の運営支援をスタートした。

 

取り組み開始にあたり、相模原市で食品ロスと食の格差解消に取り組む団体フードコミュニティ、同社がスポンサーを務めるサッカークラブSC相模原と「フードドライブ推進パートナー協定」を締結。同社は物資の保管と集荷で協力。保管場所として、GLP ALFALINK相模原に同社が保有する冷蔵施設を提供する。

 

取り組みを加速するため、6月22日に相模原ギオンスタジアムで開催された「SC相模原」vs「松本山雅FC」戦のハーフタイムに取り組みを発表。当日は試合会場で「フードドライブ受け付けブース」を設置。SC相模原の選手も協力し、地元サポーターから寄付を募った。

協定締結に先立ち、今年4月から保管場所の提供など支援を開始。3社が協力することで地域コミュニティのハブとなる狙いがある。

 

同社の須藤亮平執行役員管理本部副本部長兼人事部長は、「地元の子どもたちへ、物流を通じて何か貢献できないかとずっと考えていた」と説明。「自分たちの強みを生かし、アセットを使ってできることをもっとやっていきたい」と今後の展望を語った。

 

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