地域住民のボランティアや自治体が中心となり、貧困家庭や孤食の子どもが一人で利用できる「子ども食堂」。無料、または安価で栄養のある食事や暖かな団らんを提供する場所として、全国的に拡大している。

 

ベストライン(辰己千里社長、奈良県五條市)の辰己優美専務は、「テレビなどで紹介されているのを見たことがあり、存在は知っていたが、実際にどのような場所で、支援を行っているのかは全く知らなかった」と話す。

 

「2022年頃に地域活動に参加している知人から、子ども食堂について活動内容の詳細を直接聞いた。以前から地域貢献や誰かのために何かできることはないかと探していたこともあり『これだ』と思い、物資の寄付を始めた」と説明する。

 

物資の支援について辰己専務は、「民間で立ち上げたりと、子ども食堂は年々全国で増えてきている。子ども以外にも、高齢者などが集まる場所と聞いていたので、生活用品であるトイレットペーパーやティッシュ、お菓子などを五條市や和歌山県橋本市を中心に寄付をしている」と語る。

 

辰己専務は、「寄付を行っているだけなので、実際に子どもたちの様子や笑顔は見れないが、子どもたちが友達と談笑している様子を想像しながら、これからも地域の方々のお役に立てるような活動を1日でも長く続けていきたい」と話した。

 

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