「物流魂」シリーズを展開するマルイチ(神奈川県厚木市)の看板商品「ロジボード」は、デザイン性と作業性の両立が認められ、2015年に「グッドデザイン賞」を受賞。当時も様々な輸送用緩衝材が各メーカーから発売されていたが、いずれもシンプルな見た目で機能性を重視した製品が主流で、デザイン性にこだわった「ロジボード」は広く注目を集めた。

同社担当者は、「発売当初から人気が高く、今でも多くのユーザーにご利用頂いている。『緩衝材をロジボードで揃えたい』といった嬉しいお声を頂くことも増えており、発売開始から10年以上経過した現在もリピート注文が年々増加している」と自信を示す。

同製品は、原材料に日本製のポリエチレン発泡ビーズを使用し、40倍に発泡させて製造。「曲げやたわみに強く、割れずに長期間のご利用が可能」だという。

また、「原材料の発泡ビーズには帯電防止処理を施しているため、塵や埃がお客様の荷物に付着することもない」とも。

 

「ロジボード」では、〇△☐などのシンプルな形ではなく、デザイン性を持たせたL字を組み合わせた独自の「肉抜き」を行うことで、高い耐衝撃性を備えながら、大幅な軽量化を実現。同担当者は、「L字型の肉抜きは、2つが向かい合わせになっており、全体へ幾何学的に配置された部分は、グッドデザイン賞の審査でも、特に評価頂いた」と説明する。

また、「肉抜き」をL字型にしたことで、平面側からの取り回しが可能になり、ハンドリング性能も大幅に向上している。さらに、「肉抜き」で使用する材料を節約できるため、低コスト化も実現している。

 

同担当者は、「マルイチのコンセプトである機能美を最も体現している製品」とし、「厚みやサイズが異なる豊富なラインアップは、輸送の様々なシーンに対応可能。ぜひ活用頂きたい」と語る。

 

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