富士トラック団地協同組合 受委託点呼スタート、組合の価値も向上へ
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Image: weekly-net.co.jp
【静岡】富士トラック団地協同組合(村松俊彦理事長、羽衣運輸)はこの4月から組合による受委託点呼をスタートさせた。
受委託点呼に関してはおよそ10年前に一度アイデアとして持ち上がったが、環境的な面で時期尚早との判断で一度は断念。しかし法令や運送業界を取り巻く変化に伴い再度その必要性を感じて5年ほど前から本格的な導入に向けた準備を始めた。
法令順守や人手不足といった点呼における諸問題を解決につなげるものとして計画は進められたが、文字通り手探りの部分も多く人材確保や書式の統一化など「苦労は多かった」と関係者。そんな時間のなかで光明をもたらしたのは、いち早く受委託点呼を実施していた静岡市物流団地協同組合(杉山節雄理事長、静北運輸)の存在で、富士トラック団地での導入に向けた情報提供やアドバイスで効果的な協力を受け、実施が決定した折には村松理事長らが事務所まで赴いてお礼と報告を行った。
受委託点呼は羽衣運輸が受託事業者となり、委託事業者として駿河急送、静興運送、丸富運輸、山清倉庫、吉原運送、勝陽運輸、カネヨシ運輸、若葉運輸、静東総業が参加。富士トラック団地の事務所を拠点に今後展開をすすめ、新たな事業者の加入についても前向きな構えだ。
4月からのスタートを経て関係者は「皆が前向きに取り組んで説明会とシミュレーションを続けてきたこともあり、スムーズに業務ができているようだ」とコメント。また村松理事長は念願の受委託点呼実施に関して「組合の価値を上げる大きな動き」と手応えをのぞかせた上で、今後の組合におけるさらなる発展と拡大に意欲的な姿勢を示している。
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