【愛知】藤久運輸倉庫(久米博明社長、刈谷市)では女性活躍推進チーム「ウィステリア」を設立し、女性が働きやすい職場づくりを実現してきた。

令和4年10月に設立された「ウィステリア」とは同社の全女性社員が所属するチームで、社内環境改善に努めている。発足後は女性社員にアンケート調査し職場環境や待遇、制度、人間関係など多角面からヒアリングを行い女性が「何に困っているのか」を可視化。加えて月に1回、運輸部と物流部、経営管理部の各部署から2人ずつの代表社員がミーティングを実施し、各部署の問題や悩みなどの意見交換を行っている。

ウィステリアの活躍から同社のトイレや洗面所は改修工事され、和式から洋式トイレに変更し、サニタリーロッカーも設置された。また、従来まで社員が行っていたトイレ掃除を専門業者へ委託し、社員が普段の業務により集中できるようにした。

同活動をはじめとする女性活躍推進を行ってきた同社では過去10年間で女性社員の割合が10%から20%へ増加。

同社の中原幸子課長代理は「私たち女性が働きやすくなれば、自然に管理職を目指す女性も増えるのではと考える。家庭と仕事を両立させるとどうしても昇進にストップをかけてしまう人が多い。性別関係なくプライベートと仕事が両立できるような体制を整えたい」と説明する。

4月9日に行われた定期ミーティングでは残業時間や情報の伝達方法などをテーマに話し合いがされた。

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