佐川急便「飛脚JR貨物コンテナ便」 「CO2削減」意識する荷主に好評
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Image: weekly-net.co.jp
SGホールディングスグループの佐川急便が昨年2月にスタートした「飛脚JR貨物コンテナ便」。このサービスは、昨年末には物流連の「モーダルシフト最優良事業者賞」の大賞を受賞した。
「飛脚JR貨物コンテナ便」はJR貨物と連携し、今までトラックで行っていた荷物の輸送を鉄道輸送に切り替えることができるサービスだ。佐川急便が貨物駅近隣の営業所や貨物駅構内の積替ステーションで荷主から集荷した荷物をコンテナに積替える。荷量は4トンチャーターに積める荷量まで利用できるという。サービス開始から1年で数千件の受注数に上り、飲料や食品、部品などの分野での需要が高く、既存のトラック輸送から変更するよりは、新規で同サービスを利用する顧客が多いのも特徴だ。
同サービスは2021年から計画をはじめ、JR貨物の社員と佐川急便の社員が両社に出向し、情報交換を重ね協議をした。同社で担当したのは事業開発部の佐藤諒平部長(写真中央)、黒川智彦課長(同左)、滝野大樹係長(同右)だ。
佐藤部長は「リードタイムや運賃は場所によってトラック輸送と変わらないケースもある」と説明する。
現在、「飛脚JR貨物コンテナ便」は同社の全国のセールスドライバーの営業を行っている。さらに、JRの貨物駅の見学など各拠点での勉強会を通し、各拠点でサービスの周知を図っており、そのため年々需要は増えている。また、CO2削減を意識する荷主にも好評だという。
今回の同社のサービスにより、より多くの荷主や顧客がモーダルシフトを利用できるという点も大きい。
同社では、「佐川急便ではトラック輸送や宅配というイメージがあるが、最適なソリューションがあるということを知ってもらえれば」とし、サービスの周知を進めていくとしている。
◎関連リンク→ 佐川急便株式会社
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