大和ハウス工業は東京センチュリーおよび日本カーソリューションズ(NCS)と共に、マルチテナント型物流施設 「DPL坂戸Ⅰ」「DPL坂戸Ⅱ(仮称)」「DPL坂戸B(仮称)」(いずれも埼玉県坂戸市)で働くテナント従業員の送迎用として、EVバスの導入を発表。

同施設は大和ハウス工業が開発し、東京センチュリーが所有、バスの導入時期は2023年3月の予定。これは国交省による補助対象事業の一環で、NCSがリース形式でEVバス(中国・BYD社製、80人乗り)を提供する。

2055年に創業100周年を迎える大和ハウスグループは、2055年までにグループ、グローバル、サプライチェーンを通じて「環境負荷ゼロ」を目指しており、バリューチェーン全体の温室効果ガス(GHG)排出量を2030年度までに2015年度比40%削減を計画、グループ一丸となって脱炭素化への取り組みを加速させている。

東京センチュリーグループも「脱炭素社会への貢献」をマテリアリティに掲げ、2040年度にグループのGHG排出量実質ゼロを目指し、東京センチュリーグループで法人向け自動車リースを担うNCSは2030年度までにグループ全体でEV保有台数10万台を目指している。

大和ハウス工業と東京センチュリーは「DPL坂戸Ⅰ」「DPL坂戸Ⅱ(仮称)」の屋根上に太陽光発電システムを設置し、発電した電力を供給する「オンサイトPPA」方式も採用している。

なお、EVバスは「走る蓄電池」として災害時の非常用電源への活用も見込まれ、坂戸市と災害協定の締結も協議中だという。

 

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