CLO丸投げを交渉材料に変える物流DX実践術
なんで現場だけが苦しむねん?問題の根っこ
テルヤン:なぁカズキ、10月末の改正物流効率化法の締め切り、もうすぐやってんで!
カズキ:知っとるわ!それがどないしてん?
テルヤン:それがな、偉いさんから「荷待ち時間を見える化しといて」「積み込みもっと効率化できるやろ」って指示だけ降ってくるねんて。
カズキ:おいおい、それ完全に丸投げやないか!具体的にどうせえっちゅうねん。
テルヤン:せやねん!16日にオンラインイベントあってな、物流統括管理者、いわゆるCLOからの課題を現場の武器に変える方法を話し合ったんやて。
カズキ:武器に変えるって、そんなん可能なんか?
テルヤン:それがポイントでな。ただ文句言うだけやなくて、データで実態を見せて、CLOが社内や取引先と交渉する材料にするんやて。来年7月の定期報告につなげるための道筋を考えたわけや。
カズキ:なるほどな。現場が泣き寝入りするんやなくて、ちゃんと数字で示すっちゅうことか。
現場で実際に必要なシステム連携って?

テルヤン:イベントにはな、倉庫管理システムとか配車システムの専門家が何人も出てきたんや。
カズキ:ほう、具体的にどんな話やったん?
テルヤン:まずな、CLOっちゅうのは物流現場の全部を知ってるスーパーマンやないってことや。数字は集まるけど、それが営業部門や生産、お客さんとの交渉に使える情報になってないケースが多いんやて。
カズキ:あー、倉庫の中だけで完結しとって、他部署には伝わらへんパターンやな。
テルヤン:そうそう!せやからCLOの役割は「報告する人」やなくて「交渉する人」なんやて。現場側も数字だけ出すんやなくて、「この条件変えたら改善する」「誰と話してほしい」まで示さなアカンねん。
カズキ:それは現場にも責任あるわけやな。ただ困ってますって言うだけやったらあかんと。
テルヤン:荷待ち時間の削減やとな、バース予約システムで入退場記録して、来場の波を平らにする仕組みがあるんやて。いきなり全部入れるんやなくて、受付機能から始めて段階的に定着させるんや。
カズキ:それええやん!一気にやると現場が混乱するもんな。
テルヤン:さらにな、拠点ごとに違う帳票をデジタル化したり、物量が急に増えた時のスキマ人材活用も紹介されてん。ただ突発的に人集めるだけやなくて、誰でもできる作業に分けたり事前教育も要るんやて。
カズキ:準備が大事っちゅうことやな。AI使った出荷予測とかも出てきたんか?
テルヤン:出てきた出てきた!物量を先に把握できたら、人員も車両もバースも前もって準備できるやろ。大事なのは予測の精度やなくて、それを実際の配置計画にどうつなげるかやねんて。
カズキ:予測する、予約する、人そろえる、記録する。これ全部バラバラにせんと、一連の流れでつなげなアカンわけやな。それが1運行2時間以内を実現する土台になるんか。
積載率の議論で見えた業界の本音
テルヤン:積載効率の話もな、めっちゃ深かってん。
カズキ:どう深いねん?積載率上げるだけやろ?
テルヤン:それがな、「積載率」「実車率」って言葉の定義が社内で曖昧なこと多いんやて。重量が制約なんか、容積が制約なんか、荷物の形や車のタイプ、配送先の条件で変わるやん。
カズキ:あー、そもそも何を測るんかが統一されてへんのやな。
テルヤン:そうや。まず商品の重さ・大きさと車両情報を組み合わせて、配車計画で輸送手段や車のサイズ、ルートを最適化するんやて。自社の物流をシミュレーションして、必要な台数や効率がどこまで改善できるか見るわけや。
カズキ:でも自社だけやと限界あるやろ?
テルヤン:そこなんよ!配送の頻度見直したり往復便活用しても、自社内でできる改善には限界が来るんや。その先は社外との連携が必要になってくるねん。
カズキ:他社と協力するっちゅうことか。
テルヤン:荷物情報と車両情報つなぐネットワークがあってな、建設業界では特定の会社同士で限定したプラットフォーム実験もしてるんやて。同業他社だけやなく異業種も含めて、荷物や輸送力を融通して混載や共同配送につなげる考え方や。
カズキ:一社だけやと交渉しにくい共同配送も、第三者が間に入ったら進めやすくなるわけやな。自社だけの改善やなくて、企業またぐ連携まで踏み込めるかが勝負っちゅうことか。
データ出した後こそCLOの出番や!今後の展望

テルヤン:最後の総括がな、めっちゃ大事やってん。
カズキ:どんな話やったん?
テルヤン:「可視化そのものを目的にしたらアカン」ってことや。現場に全部のデータ出せって言うたら、入力や集計の負担増えて、改革のためのDXが逆に現場を疲れさせるやん。
カズキ:それ本末転倒やな。何のためのシステム導入か分からんようになる。
テルヤン:せやから経営への影響が大きい指標に絞って、「何を変えるために取るデータか」を明確にせなアカンねん。現場からCLOに上げるのは数字の一覧やなくて、「どの拠点・条件を変えるべきか」「誰と交渉してほしいか」「どの投資でどれくらい効果見込めるか」まで含めるべきやって。
カズキ:なるほどな。来年やるもん、3年以内にやるもんって優先順位つけて、経営会議で判断できる形にするんやな。
テルヤン:そうや!中長期計画を提出して終わりやなくて、現場が実態を記録して、改善できる範囲と現場だけでは動かせない条件を切り分けるんや。そこでCLOが営業、生産、お客さん、他社との交渉に動くわけやな。
カズキ:丸投げへの対策っちゅうのは、現場が全部背負うことやないんやな。
テルヤン:そういうこと!CLOにしか動かせない課題を明らかにして、その交渉に必要なデータと具体策を現場から渡す。これが新しい役割分担やねん。
カズキ:ええ話やな。これで中長期計画も絵に描いた餅で終わらんようになるわけや。現場とCLOが連携して、ちゃんと実行段階に移せる仕組みができるっちゅうことやな!
テルヤン:まさにそれや!コンプライアンスもしっかり守りながら、みんなで物流改革進めていこうやないか!
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出典元:http://www.logi-today.com/1001473


