なんでこんなことになってんの?物流現場の窮地

テルヤン:なぁカズキ、食品運ぶトラック業界がえらいことなっとるの知っとるか?

 

カズキ:なんやねん急に。どんなことになっとるんや?

 

テルヤン:それがな、中東の情勢不安で石油化学製品が全然入ってこんようになってもうて、食品トレーやらカップ麺の容器やら、そういう原料がめちゃくちゃ足りんらしいねん。

 

カズキ:あー、ホルムズ海峡のやつな。それがこっちまで影響しとるんか。

 

テルヤン:せやねん!石油化学工業の統計見たらな、ポリスチレンっちゅう素材の在庫が1.5か月分しかないねんて。他のポリエチレンとかは3か月以上あるのに、めっちゃバランス悪いやん。

 

カズキ:そら現場困るわな。それでどうなってんの?

 

テルヤン:食品包むトレーとか、パレットに荷物載せるときのストレッチフィルムとか、そういうやつ全部値上げや。しかもな、注文しても納期遅れたり、数量制限かかったりしとるらしいで。

 

カズキ:ほんまかいな。そんなん物流止まってまうやん。

 

テルヤン:そういうこっちゃ。今までムダ削ってギリギリで回しとったシステムが、ちょっとしたショックで崩れてもうたんやな。

 

現場で実際に起きてることって?標準化への転換

食品物流倉庫での配送作業の様子
画像: Pixabay

カズキ:でもな、現場はどう対応しとるんや?

 

テルヤン:そこがおもろいとこでな、各社バラバラでやっとった作業を統一しようって動きが出てきとんねん。

 

カズキ:ほう、詳しく教えてや。

 

テルヤン:今までは荷主さんごとに伝票の様式変えたり、梱包の仕方変えたり、細かい要望全部聞いとったんやけど、それやと人手も時間もめちゃくちゃかかるやろ?

 

カズキ:まぁせやな。ドライバーさんも覚えること多すぎて大変やったやろうし。

 

テルヤン:せやから、倉庫管理システムを使うて作業を標準化しとるんやて。千葉のシステム会社が提供しとるやつとか、冷凍庫で働く人の滞在時間を最小限にする仕組みになっとるらしいわ。

 

カズキ:それはええな!冷凍庫の中で長時間おったら体壊すもんな。

 

テルヤン:さいたま市の物流会社も、どのセンターでも同じシステム、同じやり方で運営できるよう徹底しとるんやて。バラバラやったら引き継ぎも大変やし、品質も安定せんからな。

 

カズキ:なるほどな。でも全部機械化したらええってわけでもないんやろ?

 

テルヤン:そこがミソやねん!福岡の物流会社なんかは、音声システムと自動仕分け機を使い分けとるらしいで。商品によっては人の手でやった方が早いこともあるし、冷凍庫やとハンディ端末の画面見えにくいから、音声指示の方が便利やったりすんねんて。

 

カズキ:臨機応変にやっとるんやな。賢いわ。

 

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業界の垣根超えたタッグ!本音で語る協業の価値

テルヤン:さらにな、もっとおもろい動きがあんねん。異業種同士が手組んどるんや。

 

カズキ:異業種?食品と何が組んどるんや?

 

テルヤン:食品と石油化学や!パレットレンタルの会社2社が統合したんやけどな、片方は加工食品や日用品に強くて、もう片方は石化業界に深く入っとったんやて。

 

カズキ:へぇ、それで?

 

テルヤン:行きは食品運んで、帰りは樹脂や石化製品積むっちゅう運用ができるようになんねん。空荷で帰ることなくなるから積載率めっちゃ上がるやろ?

 

カズキ:それはデカいな!ドライバーさんも効率よう働けるし、燃料のムダも減るやん。

 

テルヤン:しかもパレット回収拠点が3410か所にもなるんやて。ネットワークが一気に強くなるわけや。

 

カズキ:すごいなそれ。他にもあるんか?

 

テルヤン:日清食品と三菱食品もタッグ組んどるで。卸売業が持っとる発注予定データをメーカーに事前共有することで、在庫調整の業務時間が月200時間も削減できたんやて。

 

カズキ:200時間!それ人件費でいうたらとんでもない額やん。

 

テルヤン:せやねん。卸売業の営業トラックなんか、6割は空気運んどるようなもんやから、そこに他社の荷物も載せたら稼働率ぐんと上がるっちゅう話やねん。

 

カズキ:ほんまやな。みんなで協力したらええのに、今まで何でせんかったんやろな。

 

テルヤン:そこが難しいとこでな、最初に動いた企業がコスト負担して、メリットは他に流れるっちゅう「やったもん負け」になりがちやねん。そやから便益の分配ルールを明確にせなあかんっちゅう課題もあるんやで。

 

これからの物流はどう変わる?持続可能な投資へシフト

食品物流倉庫での配送作業の様子
画像: Pixabay

カズキ:それで、今後どうなっていくんや?

 

テルヤン:改正された法律で、一定規模以上の会社は物流責任者を置かなあかんようになったんやけどな、形だけやなくて実際に成果出すことが大事やねん。

 

カズキ:まぁそらそうやな。名前だけ置いても意味ないもんな。

 

テルヤン:せやねん。これからの物流責任者は、調達から生産、営業、お金の流れまで全部見渡して、物流を単なるコスト削減の対象やなくて、サプライチェーン全体を持続可能にする投資として考えなあかんのや。

 

カズキ:なるほどな。目先の効率だけやなくて、長い目で見て強い仕組み作るっちゅうことか。

 

テルヤン:そういうこっちゃ。外的なショックに耐えられるよう、ある程度の余力を残しつつ、企業の枠超えてネットワーク組んでいく。それが新しい時代の物流の姿やな。

 

カズキ:ドライバーさんも働きやすくなるし、荷物も安定して運べるし、ええことづくめやん。ただし、うまいこと便益配分せんと誰も動かへんけどな!

 

テルヤン:そこはコンプライアンスしっかり守って、公正にやらなあかんで。みんなが納得する形で協力できたら、食品物流の未来は明るいと思うで!

 

カズキ:ほんまやな。現場のドライバーさんにとってもプラスになる話やし、これからも注目していかなあかんな!

 

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