原油やなくて、軽油とかジェット燃料が無いってマジ?

テルヤン:なぁカズキ、エライことなっとるで!国際エネルギー機関ってとこが5月13日に出したレポート見てみいや。2026年の話やけど、めっちゃヤバいねん。

 

カズキ:なんや急に。どないヤバいねん?

 

テルヤン:中東の問題でな、今度は原油の値段がどうこうやなくて、軽油とかジェット燃料とかナフサとか、そういう製品そのものが足りへんようになってきたんやて。

 

カズキ:えっ、原油は値段上がっただけやのに、今度は製品が無いんか!それワシらトラックドライバーには直撃やんけ!

 

テルヤン:せやねん。世界全体の石油需要は前の年より日量42万バレル減って、日量1億400万バレルになる見込みやねんて。しかも開戦前の予測から日量130万バレルも下方修正されとるらしいわ。

 

カズキ:需要減ってるんやったらええんちゃうん?

 

テルヤン:それがアカンねん!4月の世界の供給は日量180万バレルも減って9510万バレルになってもうてな。2月以降で失われた供給は日量1280万バレルやて。需要より供給の方がもっと減っとるから、在庫食いつぶしてる状態なんや。

 

カズキ:つまり足りひんってことか。ほんで在庫で何とかしのいでるんやな。

 

テルヤン:そうや。観測できる世界の石油在庫は3月に1億2900万バレル、4月に1億1700万バレル取り崩されたらしいで。ワシら物流業界が気にせなアカンのは、もう原油価格やなくて、軽油やジェット燃料、ナフサみたいな製品の供給制約がいつまで続くかやねん。

 

製油所がフル稼働できひん理由ってなんや?

石油精製施設と製品供給のイメージ
画像: Pixabay

カズキ:でもな、製油所で原油から製品作ったらええだけやないんか?

 

テルヤン:それができへんから困っとるんや!4月から6月の製油所の処理量が前の年より日量450万バレルも急減して、日量7870万バレルまで落ち込む見通しやねんて。通年でも日量160万バレル減の8230万バレルや。

 

カズキ:ほな製品が足りひんのも当たり前やな。

 

テルヤン:せやろ?製油所の処理が減ると原油需要は減るから原油市場は一時的に落ち着くねんけど、その代わり軽油とかジェット燃料とかナフサの供給が細ってまうんや。中間留分って言われる製品のマージン、つまり儲けの幅が過去最高レベルまで上がっとるらしいで。

 

カズキ:マージン高いってことは、製品の値段が原油に比べてめっちゃ上がっとるってことやんな。

 

テルヤン:その通りや。アジアでも深刻でな、中国の海上原油輸入は2月から4月で日量360万バレル減って、日本も日量190万バレル減ったんやて。韓国もインドも輸入減が続いとって、アジア全体の製油所処理量が落ちてるんや。

 

カズキ:日本もかいな。そら国内の軽油価格もヤバいわけやわ。

 

テルヤン:ほんまそれ。軽油はトラック輸送だけやなくて、建機とか冷凍冷蔵とか港湾荷役のコストにも響くからな。ジェット燃料は中東からの輸出止まってから約3倍まで上がったらしいで。航空の稼働が下がっとるからちょっとは価格圧力も緩んどるけど、国際航空貨物とかベリー貨物の供給制約は残ったままや。

 

ナフサ不足で包装材まで影響出とる

カズキ:ナフサって何に使うんやったっけ?

 

テルヤン:石油化学の原料や。包装材とか樹脂容器とかフィルムとか補修資材とか、そういうもんに波及するねん。原油価格が落ち着いても、製品ごとに不足が残ったら物流業界や荷主企業の負担はずっと続くで。

 

カズキ:原油だけの問題やないんやな。製品ごとにバラバラに困るわけか。

 

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ワシらドライバー、実際どれくらい財布に響くん?

テルヤン:ここからがドライバー目線の本音やけどな、軽油価格の高騰は中小のトラック事業者にはガチでキツいで。

 

カズキ:具体的にどんくらいや?

 

テルヤン:軽油180円になったら、50台以下の事業者は平均値ベースで赤字圏に入るデータもあるらしいわ。国内輸送コストを左右するのは軽油価格やから、これが上がり続けたら運賃転嫁できひん中小は詰むで。

 

カズキ:荷主さんが理解してくれたらええけど、なかなか難しいもんな。

 

テルヤン:ほんまそれ。しかも航空貨物も制約あるから、国際物流でも選択肢が狭まっとる。ベリー貨物の供給減ったら、緊急の荷物とか高付加価値品の輸送が滞るで。

 

カズキ:包装材とか樹脂製品も足りひんくなるんやったら、荷主さん側も困るわな。

 

テルヤン:そうや。ナフサ不足で石油化学製品に影響出たら、エチレンとかプロピレンとか副生水素まで波及するから、包装材やフィルム、補修資材の供給制約として現場に跳ね返ってくるんや。医療用の樹脂製品とか透析患者さん向けのダイアライザーとか、命に関わるもんにまで影響出る可能性もあるで。

 

カズキ:それはシャレにならんな。

 

今後どうなる?在庫取り崩しはいつまで続くんや

石油精製施設と製品供給のイメージ
画像: Pixabay

テルヤン:国際エネルギー機関はな、ホルムズ海峡経由の流通が6月以降に段階的に再開する前提のシナリオ置いとるねんけど、それでも通年の世界供給は前年比日量390万バレル減の平均日量1億220万バレルに低下する見通しやねんて。

 

カズキ:再開してもそんだけ減るんか。

 

テルヤン:せや。供給回復は需要回復より遅れるから、石油市場は10月から12月まで赤字が続く見込みや。世界の在庫は記録的な速さで取り崩されとって、夏のピーク需要期を前にさらに価格が変動するリスクもあるんやて。

 

カズキ:商業在庫と政府の戦略備蓄で何とかしのいどるけど、それも限界あるってことやな。

 

テルヤン:そういうこっちゃ。3月と4月で合計2億5000万バレル、日量400万バレルのペースで在庫減っとるからな。北海の原油は一時1バレル100ドル割ったけど、また100ドル台後半に反発しとる。原油市場の逼迫感は緩んだけど、軽油やジェット燃料の製品不足は残ったままや。

 

カズキ:ほな結局ワシらドライバーや物流業界は、しばらく我慢せなアカンってことか。

 

テルヤン:残念やけどそうやな。ただ、燃料高騰分の運賃転嫁については国も荷主に理解求めとるし、コンプライアンス守りながら適正な運賃交渉していくことが大事やで。あと、在庫管理とか燃費改善とか、自分らでできる対策もしっかりやっとかなアカンな。

 

カズキ:ほんまやな。文句言うだけやなくて、できること一つずつやっていくしかないわ。

 

テルヤン:せやせや。それにしても、原油価格の乱高下から製品不足局面へ移行するなんて、石油危機も新しいフェーズに入ったってことやな。ワシらも情報アップデートして、現場で対応していこうや。

 

カズキ:オチは?

 

テルヤン:オチは、軽油が足りひんのに「ガソリンスタンド」って名前変えへんのおかしいやろ!「製品不足スタンド」に改名せえ!

 

カズキ:そんなスタンド誰も寄りつかへんわ!

 

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