移動の概念を変える新たな一人乗り電気自動車が誕生しました。創業75周年を迎える車両製造のプロフェッショナル企業「トノックス」が、次回のモビリティショーに革新的な小型電動車「クロスケ」を出展します。この超コンパクトなモビリティが私たちの日常をどう変えるのか、注目が集まっています。

 

「クロスケ」という愛称は、軽自動車よりも小さいサイズを表現する「Xk」から命名されました。全長わずか2.5メートル、重量90キロという小回りの利く車体に、50リットルの折りたたみコンテナが10個も積載できる実用性を備えています。あなたのビジネスシーンや日常の移動に、新たな選択肢をもたらすでしょう。

 

特筆すべきは、着脱可能なバッテリーシステムです。最大4本（約5.2kWh）のバッテリーを搭載でき、フル装備で最大100キロの走行が可能に。太陽光発電などの再生可能エネルギーから簡単に充電できる仕組みも検討されており、環境にやさしい移動手段として期待されています。「エネルギー問題に対する新しい解決策になるかもしれませんね」とトノックス関係者は語ります。

 

デザイン面では、千葉工業大学の学生チームが手掛けた独特の「一つ目」ヘッドライトが目を引きます。前回のショーで初披露された後、試作車3台による実証実験を経て改良された4代目が今回展示されます。ビジネス用途はもちろん、移動販売や訪問サービスなど、多様なシーンでの活躍が見込まれています。

 

横浜市で創業したトノックスは、かつて日産の名車「シルビア」や「フェアレディ」の受託製造を担当。その後、特装車製造へと事業を拡大し、現在では年間5000台以上の生産能力を有しています。設計から製造まで一貫して手掛ける技術力が、この革新的な小型EVにも活かされているのです。東ホールE7314のブースで、未来の移動手段を体感してみてはいかがでしょうか。

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