2023年10月30日、グローバル物流の革新を目指すテクノロジー企業Shippioが新たな資金調達を実現しました。エクイティ投資約19億円と銀行融資約14億円を組み合わせた合計32億円超の資金獲得は、ベンチャー企業の資金戦略における新たな潮流を象徴しています。

 

「これからのスタートアップ環境は厳しさを増すでしょう。しかし私たちは企業価値を高めながら投資家から選ばれる立場になれました」と語るのは、Shippioの創業者佐藤氏です。商社での10年間の経験と中国駐在を経て、彼は半世紀にわたりイノベーションが停滞していた物流業界に新風を吹き込もうと決意したのです。

 

現在、豊田通商やアイシンなど500社以上がShippioのサービスを導入。特筆すべきは買収した老舗海運企業の取扱量を6倍に拡大させ、DX大賞を受賞した実績でしょう。今回の資金調達では、220年超の歴史を持つ物流企業・鈴与や地方銀行グループが新たに参画。テクノロジーと伝統産業の融合が鮮明になっています。

 

あなたのビジネスも変革の時期かもしれません。「物流業界で存在感を示すため」と語る佐藤氏のように、伝統企業との協働を検討してみませんか？調達資金は営業エリア拡大やカスタマーサクセス強化、さらなるM&Aに投入される予定です。レガシー産業でのイノベーションには、どのような資金調達戦略が効果的でしょうか？創業から9年、Shippioの本格的成長期からヒントが得られるかもしれません。

 

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