厳しい寒さが迫る山形県では、特に雪害の激しい庄内地方で冬の備えが本格化しています。すでにあなたのお住まいの地域でも、気温の低下を感じていませんか？

 

2024年の山形市では11月18日に初雪を観測。この週末には気温が一気に6℃まで下がる予報が出ており、山間部を中心に雪が舞う見込みです。急な冷え込みに備える準備はお済みでしょうか？

 

ネクスコ東日本の調査によると、県内の冬用タイヤ装着率はまだ半数以下の47.4％にとどまっています。現地のタイヤショップでは「天気予報に雪マークが出ると予約が殺到する」と話します。11月末までの予約枠はすでに埋まりつつあり、雪が降り出してからでは対応が間に合わない可能性も。あなたの安全を守るためにも、早めの交換を検討されてはいかがでしょう。

 

一方、猛吹雪で知られる庄内エリアでは、ドライバーの視界確保と雪の吹きだまり防止に効果的な「防雪柵」の設置作業が11月4日から始まりました。酒田河川国道事務所管轄の主要道路には合計54.8kmにわたって防雪柵が設けられており、このうち22.2kmは毎年この時季に組み立てられます。鶴岡市の国道7号線では12日、作業員が夏場は折りたたまれていた柵をワイヤーで引き上げる作業に汗を流していました。

 

鶴岡国道維持出張所の畠山貴博所長は「設備面での対策は万全ですが、冬道は予想外の危険と隣り合わせです。十分な車間距離と心のゆとりを持った運転を」と呼びかけています。この防雪柵は12月上旬までに設置が完了し、2026年春まで道路を雪害から守り続けます。

 

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