ドラ日和 -54-
新入社員の達子(たつこ)と先輩達による日常時々非日常な微コメディ漫画、元気いっぱいに連載中☆
第107話
第108話
しかも“法定12項目の研修”ってのは毎年やるんだよ?今年もそろそろなんじゃない?
えーと…まず、1項目〜…トラックを運転する心構え〜…
貨物自動車運送事業は公共的な輸送事業であり〜…
貨物を安全、確実に輸送することが社会的使命であることを認識させるとともに〜…
交通事故が社会に与える…..
影響の…大き…さ…
確保…他の運転者の模範となる…グゥぅ….
しかも指導項目を読み上げてるだけだし!! これをちゃんと理解して仕事しないとダメだよ??
座学の最中でノートに落書きなんてしてないで、そういう心構えから入れ替えなさいよ??
運送会社における”座学”ではどんなことを学ぶ?
そもそも「座学」とは、実際の実地作業や実践的な活動ではなく、座って教室や会議室などで知識を学ぶことを指します。つまり、理論や概念、知識の習得を主眼とした学習形態です。
例えば、学校の授業やセミナー、研修などでの講義やディスカッション、教科書や資料を使った学習などが座学の一形態として挙げられます。座学では、理論的な知識や概念を理解し、学習者がその内容を吸収し、応用できるようにすることが目的とされます。
一方で、座学だけでは実際の現場や実務での対応が難しい場合もあります。そのため、座学に加えて実地でのトレーニングや実践的な演習、フィールドワークなどを組み合わせて学習を行うことが効果的な場合もあります。
トラックドライバーになるための研修とは、初めてトラックを運転する人や運送業界未経験者に対する専門的な指導です。
この研修には、初任運転手向けの教育と法定12項目の研修が含まれます。
初任運転手向けの研修
初任運転手向けの研修では、トラックの運転経験がない人や過去3年間にトラックを運転していない人を対象としています。
この研修では、座学と実地指導が主な内容で、国土交通省が定める指導指針に基づいて行われます。
安全な運転やトラックの操作方法、貨物の積み込み方などについて学びます。
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法定12項目の研修
法定12項目の研修は、トラックドライバーにとって重要な技能や知識を提供します。
これは毎年定期的に行われ、交通事故を防止するための基本的な事項を学びます。
適切な運行ルートの選択や危険の予測、緊急時の対応方法などが含まれます。
出典:国土交通省「貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転手に対して行う指導及び監督の指針」
- (1)トラックを運転する場合の心構え
- (2)トラックの運行の安全を確保するために 遵守すべき基本的事項
- (3)トラックの構造上の特性
- (4)貨物の正しい積載方法
- (5)過積載の危険性
- (6)危険物を運搬する場合に留意すべき事項
- (7)適切な運行の経路及び当該経路における 道路及び交通の状況
- (8)危険の予測及び回避並びに緊急時における 対応方法
- (9)運転者の運転適性に応じた安全運転
- (10)交通事故に関わる運転者の生理的及び 心理的要因及びこれらへの対処方法
- (11)健康管理の重要性
- (12)安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法
トラックドライバーになる心構え
トラックドライバーに求められる心構えとして、貨物の安全な運搬が使命であり、運転中の安全意識や責任感が重要です。
また、交通事故が社会や他のドライバーに与える影響を理解し、模範となる運転を心がけることも大切です。
適切な運行方法の習得
トラックの運転は特殊な技能が必要であり、正しい貨物の積み込み方や運行ルートの選択、安全運転のための心構えなどを学びます。
適切な運転方法を習得することで、安全かつ効率的なトラック運行が可能となります。
健康管理の重要性
トラックドライバーは長時間の運転や不規則な勤務体制が求められるため、健康管理が非常に重要です。 定期的な健康診断やストレス管理、適切な休息の取り方などが教育され、安全な運転環境を維持するための基本が学ばれます。 これらの研修を通じて、トラックドライバーとしての基本的なスキルや知識を習得し、安全かつ確実な運行を行うことが期待されます。
次回更新は4月23日更新予定! お楽しみに!
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