商品破損を押し付ける荷主 段ボールの角が潰れて「返品」
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Image: weekly-net.co.jp
地場輸送や長距離輸送を展開している運送事業者では、荷主からの商品クレームに納得がいっていない。
同社が配送しているのはお菓子類で、段ボールに梱包された製品だが、段ボールの角が少し潰れているだけで返品のクレームが入り、工場への返品作業が大変だという。
同社社長は「製品を見れば、確かにへこんではいるが、製品自体には何の影響もないレベル。へこんでいるのは確かだが、荷下ろし時にドライバーも検品しているし、受領書にもサインをもらっている。後から破損していると言われても納得がいかない」と嘆く。
また、「荷下ろしや積んでいる最中に分かれば仕方のないことだが、こちらが現場を離れてからクレームの電話を入れられても納得できない。現状、仕事が薄い中で、あまり言い返すことはできないが、他の仕事が回って来れば、今後は一切仕事を受けるつもりはない。荷主も物量が減り、大変なのは分かるが、クレームの件数が明らかにコロナ禍で増えている。当社が全く悪くないとは言わないが、運送会社に商品破損を押し付けているとしか思えないクレームもあるため、今後は気を付けながら仕事をするしかない」と語る。
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