日立建機(東京都台東区)はこのほど、2024年4月以降、ナブテスコ西神工場から日立建機の茨城県地区の拠点に納入する建設機械・鉱山機械用部品の輸送をトラック輸送から鉄道コンテナ輸送に切り替えると発表。また、2023年6月からレンタルのコンテナでトライアル輸送を行っていたが、同社オリジナルのコンテナに切り替えることも発表した。

ナブテスコ西神工場から日立建機の土浦工場、常陸那珂臨港工場、つくば部品センターまでの輸送距離約680kmを鉄道コンテナ輸送に切り替え、ドライバー不足の改善に寄与するとともに年間CO2排出量を約20トン削減すると見込んでいるという。

鉄道輸送で使用するコンテナは、建設機械・鉱山機械に親しみを持ってもらうことをコンセプトに同社のコーポレートカラー「Reliable Orange」を塗装したオリジナル仕様。前面と背面に油圧ショベルのイラストをあしらったデザインとなっている。

同社は、「気候変動などの社会課題に対応するため、これからもモーダルシフトをはじめ、顧客や取引先などとともに事業活動に伴うCO2排出量の削減を目指す取り組みを継続的に推進し、サステナブルな社会の実現に貢献していく」としている。

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