宇和島自動車運送 7連連続で健康経営優良認定
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Image: weekly-net.co.jp
身近な課題の解決をきっかけに従業員の健康管理を組織的に取り組み始めた宇和島自動車運送(石田稔社長、愛媛県松山市)。健康経営優良法人認定制度に初年度から参加し、7年連続で認定。上位500社の〝称号〟である「ブライト500」(2021年開始)にも3年続けて認定された。
社内の健康への取り組みと制度参加の指揮を執る総務部の野口実紗氏。健康の保持、増進への意識は自身の経験から変わったという。「四国中央支店にいた頃、事務作業で肩こりがひどかった。現場の同僚は腰痛持ちもいて、社内で同じ悩みを持つ者も多かった」と振り返る。
このことから一部の拠点で、単なるもみほぐしではなく整体に近い「ローリングマッサージ」を導入。「専用のベッドを用意し、先生に定期的に来てもらうなど社内で施術を受けられるようにした」。対象の従業員が病院やマッサージ店を選ぶ手間を省き、費用も会社が大部分を負担するなど、施術を受けやすい体制を整えた。
また、従業員の意識向上の一つとして月例の職場安全衛生集会で、健康関係のタイムリーな情報を毎回提供。「参加者自身が考える機会にしている」という。
なお、ブライト500の認定条件である「地域への発信活動」でも同氏が活躍する。県内の認定法人を中心に結成する「Well―being愛媛」の一員として、自社の取り組みをYouTubeで紹介。「地元マスコミなどから取材を受けることが増えた。当社が健康を長く重視してきたことを地域に広く知ってもらい、励みになる」と話す。
◎関連リンク→ 宇和島自動車運送株式会社
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