岐阜県警と岐阜中署は3月19日、集配中の貨物車両に限り駐車禁止が除外される区間をJR岐阜駅近くの岐阜市橋本町の市道に設けた。

これは岐ト協(田口義隆会長、西濃運輸)からの規制緩和の要請と、ネット通販の拡大やドライバーの人手不足を受けて警察庁が全国的に進める駐車規制の見直しの流れから実現したもので、県内での設置は初。

除外区間は中型トラック約2台分で、午前9時から午後8時まで集配中の貨物車両であれば駐車可能となる。岐ト協では会員らに働きかけ、駐車時間を1時間以内にし、駐車開始時間を表示するなどのルールを決め、適正な運用に努めていく。

濃飛倉庫運輸(尾関圭司社長、岐阜市)のドライバー伊東義雄氏は「安心して作業できるスペースができ、ありがたい」と喜びの声を寄せた。

岐阜中署の担当者は「利用状況を見て今後駐車区間を増やしていきたい」と語っている。