山岸運送 現場特化型運行管理システムを今春リリース予定
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Image: weekly-net.co.jp
【静岡】山岸運送(山岸一弥社長、島田市)では現場特化型運行管理システム「D―Manager」(以降DM)を自社開発し、昨年の11月から社内での試験運用を開始している。
DMはPC=スマートフォンの連携で管理者側とドライバーが端末操作を行い情報の入力・管理・発信・共有を可能とする仕組みで、電話や紙を使用したアナログ通信の非効率性や非ダイレクト感を排し、波及的な好循環と労働環境向上に効果が見込まれる。
「以前から感じていた作業効率への違和感を解消するため、アイデアを形にした」。同社でDM開発を担当する山岸龍大取締役はそう語り、二年ほどの構想期間を経て具現化した自社システムに言及。試験運用を進めるなかではあらゆる改良点を見極め、「今春予定のリリースに際しては万全を期したい」と力を込める。
また動態管理に運行指示書のデータ化、車内でのナビゲーションや容量無制限Wi―Fi環境に加え、点呼機能、運転手台帳の作成など多岐に渡る用途においては「社員やめそう管理」というユニークな機能を搭載。日々の点呼を通して記録されたドライバーのメンタルコンディションの傾向から、退職する危険性がある人物を抽出して早い段階でのケアを促す。
そのほか事故動画共有や車両情報、軒先マニュアルなど、まさに現場目線の使い勝手にこだわった同システム。山岸取締役はそれらの有効性に触れて「情報の共有が浸透するので未経験者が多い会社ほどメリットは高い。デジタル化の第一歩として推奨できる」と語り、大きなポイントとして運用による大幅なコスト削減も強調している。
◎関連リンク→ 山岸運送株式会社
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