サントリーロジスティクス(武藤多賀志社長、大阪府大阪市北区)は8月18日、サントリーグループと大王グループの共同で、関東圏・関西圏間の長距離輸送効率化に向けた新たな取り組みを今月から順次開始すると発表した。

今回は、サントリーロジスティクスとダイオーロジスティクスの両社が、長距離トラック輸送において各グループの製品を混載し、積載率の向上や輸送効率化を進める。

具体的には、サントリーグループの飲料製品を積んだトレーラ上部の開いているスペースに大王製紙の製品を混載し輸送するという。

また、輸送エリアを関東圏・中部圏・関西圏に三分割し、3人のドライバーがスイッチ輸送を行うことで、長距離におけるドライバーの労働負荷を低減させる。

両社は東京・大阪間で鉄道によるコンテナの往復輸送も開始しており、ドライバーの運転時間を年間当たり、3900時間減らせるほか、CO2排出量を約215トンの削減が見込めるという。

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