サッポログループ物流　インフォマートの「ＢｔｏＢプラットフォーム請求書」導入

企業間取引の電子化を行う「ＢｔｏＢプラットフォーム」を運営しているインフォマート（長尾收社長、東京都港区）は６月２３日、サッポログループ物流（田島一孝社長、同渋谷区）が「ＢｔｏＢプラットフォーム請求書」を導入したことを発表した。

サッポログループ物流では、グループ内外企業との取引が多く、請求書は受取・発行いずれも取引社数が１０００社を超え、それぞれ毎月７００件近いやりとりが発生していたことから、効率化が求められていた。

サッポログループ物流は「請求書の授受は全国に９つある支社で行っており、発行のフローは効率が悪いものだった。請求書は、郵送前にあらかじめファクスやメールで先方に内容を知らせたうえで原本を送っていた」という。

また、「支払業務では、先方の希望に合わせた支払通知書を発行していたため、ファクスやＰＤＦ、エクセルファイル等と形式がバラバラで業務標準化にはほど遠い作業を行っていた」とし、「この状況に対して、現場に課題意識がなかった」としている。

そのため、同グループでは、事業拡大と将来の労働人口減少を見据えた業務標準化プロジェクトの一環として、インフォマートの「ＢｔｏＢプラットフォーム請求書」を導入し、請求支払業務のデジタル化とペーパーレスを実現した。

サッポログループ物流は「物流の重要性はますます高まっているなか、紙ベースのやりとりが多い業界のままでは、加速する時代の変化に対応していくことができない」とし、「業界全体でのデジタル改革への取り組みが必須」としている。

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