新成運輸(村木尚哉社長、三重県四日市市)ではこのほどドラム缶の取り扱いを学ぶ研修を企画し、知識と技術の向上をはかった。

きっかけは定期開催している安全会議におけるドライバーからの発案で、講師役も経験豊富な社内スタッフが担当。プログラムではドラム缶の特性をふまえた「立てる」「支える」「転がす」といった基本動作から各タイプのバリエーションなどを学び、村木社長を含めた三人の検定係がスタッフの動作を見極めて一つ星から三つ星までを認定する独自の「ドラム缶マイスター」制度も設けた。

内容について、村木社長は「講習を通して目に見えて上達していく様子がわかった」と振り返って手応えに言及。取り扱い技術の向上は安全な作業や仕事の効率化へもつながり、モチベーションの向上と併せた波及的な効果にも期待がかかる。

今後は同講習の継続も視野に入れ、今回は出なかったという「三つ星」の獲得を目指した前向きな動きも予想されるのではないかとする村木社長。ドラム缶以外の特定作業をテーマとした講習の企画にも意欲を示している。

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