配送業60年、倉庫業20年の歴史を持つ長岡運送(長岡治社長、群馬県伊勢崎市)は5月、「チルド倉庫・フローズン倉庫」の稼働開始。主力の部品輸送に加えて、コールドチェーンに対応する配送・倉庫・流通加工の強化を進めている。

長岡社長は「前本社が手狭になって移転を考えていた時に、好調だった主力の部品輸送がコロナの影響で下降線をたどっていたため、部品輸送とは別の柱となる物流事業が必要だと考えていた」と振り返る。

また、ドライバーの成り手が少なく、採用が困難な状況のなか、まわりの運送会社では、ドライバーが必要な配送事業だけに頼らない倉庫事業にシフトしていたため、同社も倉庫事業の強化を検討していた。

長岡社長は「当社が拠点を置いている伊勢崎市とその周辺では倉庫需要が高まっている」とし、「倉庫を整備すれば配送も動くので相乗効果が期待できるほか、お客さんとのパイプも太くなる」としている。

「今回、チルドとフローズンの倉庫を建てたのは、お客様からの要望、ニーズがあったから」としており、「当社が提供している食品物流事業の利益率は低いけれども事業は安定するので助かる」という。

同社がチルドとフローズンの倉庫を持つのは初めてとなるが、食品物流については365日24時間の配送や冷凍食品等の食品流通加工の実績があるので、ある程度のノウハウは持っている。

同社では、変わりゆく社会に対応した新しい物流を提供していくため、課題となっている人手の確保と急成長している倉庫事業に必要なスタッフの育成に注力し、サービス品質を向上させると同時に、従業員の満足度の向上も目指していく。

◎関連リンク→ 株式会社長岡運送