【大阪】SEHIRO(有元浩世史社長=写真右、門真市)はこのほど、道路交通安全マネジメントシステムに関する国際規格であるISO39001認証を取得。去年の7月にキックオフして、今年2月22日に取得した。

「月に1〜2回ほどコンサルの指導を受け、書類作成は大変だったが、もともと安全に対してシビアに取り組んできた会社なので、一から始めるわけではなかった。コンサルからも、キックオフ当初からすでに高い評価を頂いていた」と振り返る有元社長。杉浦貴広社長室長(同左)らが中心となって取得を目指したが、「みんなで取り組むべきものなので、みんなで理解することを念頭において進めた」という。

「一番重要なのは安全輸送。それがお客さんを、会社を、社員を守るものである」と言い切る有元社長は、会社として、管理職が全体的にスキルアップすることを期待している。「おかげさまで業績は順調で、車両も現在70台にまで増えているが、社員のスキルが上がらなければ会社の成長が止まってしまう」とし、特にドライバーが安心して働けるためには内勤者のスキルアップが不可欠と、積極的に外部の勉強会や資格取得を推奨しているという。そして、勉強して得た知識は、社長や他の社員と共有。「みんな感じることが違うので、ズレがあれば意見を出して話し合う。例えば運行管理者の講習に行くと、どうしてもその内容だけをまっすぐ見てしまう。ルールだけを理解するのではなく、広い視野を持って自分自身のスキルに落とし込んで欲しい」と願う。

「手本となってくれるドライバーの数が増えてきた。みんながそのマネをして、車両の美化や安全運転に努めてくれている。先日入社したドライバーは未経験だったが、当社のキレイな車両を見て、『入社したい』と当社のことを調べて応募してくれた」と有元社長。「クルマの台数だけではなく、みんなで助け合いながら人の成長も促していきたい」と熱く語る。

ISO取得の中心メンバーでもある杉浦室長は、「去年1年間で運行管理者の資格を取得したので、それをしっかりと生かせるように頑張っていきたい。さらにスキルアップに努めて、自分がいないと仕事が回らないと言われるように成長していきたい」と、これからの意気込みを語る。

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