中小運送事業者向けクラウド型業務改善システムのTUMIX(鈴与グループ)はこのほど、「TUMIXコンプラ」をリリースし、同システムを利用した経営改善を提案する。

「TUMIXコンプラ」は鈴与グループのノウハウを生かした運送業専用の勤怠管理ツールで、 打刻システムとデジタコの運行情報を組み合わせて日々変動する出退勤や休憩時間を即座に計算し、出勤簿をはじめとする勤怠管理に必要な各種帳票を自動出力することが可能。

残業平準化支援グラフや有休管理機能、全乗務員の改善基準告示の順守状況を一目で確認・共有できる機能も備えており、コスト削減や監査対応力の向上への貢献が期待できる。

開発にあたっては主に「簡単・正確・順法」というテーマで取り組まれ、入力からデータ抽出、情報の可視化といった一連の流れがシンプルであることも特徴。デジタコは主要メーカーのものが対応しているほか、タブレットやアルコールチェッカーなどとの連携も可能で、順次その幅を広げていく予定。

今後についてはすでにリリース済みの配車計画ソフトとの両輪で経営支援を行っていきたいとしている同社。

TUMIXコンプラ利用事業者からは「毎月30時間かかっていた勤怠管理がタブレットとデジタコのデータ取り込みで9時間になった」「残業60時間超7人を4人にまで圧縮でき、この先はゼロを目指す」といった手応えを示す声が寄せられている。

◎関連リンク→ 株式会社TUMIX