【広島】中国地方を中心に食品輸送を広く手掛ける中国陸運(西尾義輝社長、廿日市市)がトラック専用の大型プリンターを導入して1年。これまで自社車両へロゴマークをメインに施工しているが、なかには地元の美術館とタイアップしたアート作品をプリントしたトラックも走っている。

プリンターは「今年10月に会社創立70年となるので、記念看板をトラックにプリントしようと導入した」と社長。整備士を兼任する作業者も配置し、これまで30台以上の自社車両を施工している。

また、昨夏からはアート作品を掲げて走るトラックも登場し、注目を集めている。広島市現代美術館が企画し、漫画家・画家の横山裕一氏が手掛ける「『実施しろ』『何をだ』」プロジェクトの〝トラック編〟に参加したもので、「横山氏の作品は以前からおもしろいと思っていたが、今回知人の紹介で実現した」と社長。

食品輸送をテーマに描かれた漫画は2パターンあり、大型・中型車5台にプリント。モノクロながらシュールなタッチの漫画は目を引く。広島市近郊を走り、街行く人を楽しませている。

◎関連リンク→ 中国陸運株式会社