物流と経営を総合的に学ぶ、愛知県トラック協会(寺岡洋一会長、由良陸運)による物流大学校講座の修了式がこのほど行われ、第29期となる今年度は57人の物流経営士が誕生した。

 

全20回のカリキュラムの最終講は、寺岡会長が「企業の価値を向上させるには」と題し特別講義を実施。人材育成やチェック機能の強化をはじめ、旧態依然とした体制を見直し、会社の魅力を高めるために今何が求められているかを考えてもらう機会とした。

 

修了式における成績優秀者表彰では、トップの成績を収めたイトー急行(加藤善啓社長、瀬戸市)の川﨑淳弥氏に全日本トラック協会長賞が贈られたほか、2~6位の5人に中部運輸局長賞、7~10位の5人に愛知県トラック協会長賞が贈られ、受賞者らは深々と頭を下げて賞状と楯を受け取った。

 

4月に開講する第30期は、働き方改革を推進すべく平日開催に変更される。ICT、SDGsといった注目すべきキーワードに基づく科目も充実させた。また、ドローンについて今期の講座は概要のみだったが、来期は希望者に実技のオプション講習を設けるなど操縦ライセンスの取得支援も行う予定としている。

 

◎関連リンク→ 一般社団法人愛知県トラック協会