ミカタ「チェッカーフラッグ」 タイヤバランスで車体と環境守る
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Image: weekly-net.co.jp
大半がバランスを取ることなく使用される大型車のタイヤ車。物流資機材販売の「ミカタ」(足立好徳社長、兵庫県丹波篠山市)は、バランシング時の省力化を図りながら、「車体と環境のためにタイヤバランスを取りませんか」と呼びかける。
同社によると大型車でタイヤバランスを取っているのは全体の1割程度。タイヤメーカー系ディーラーでも機械(バランサー)を置いていない所も多く、車側のサスペンション技術の進歩によってハンドルまでぶれが伝わりにくくなっている。バランスを取る動機付けが弱くなる傾向にある。
しかし実際には、タイヤ製造時に必然的に生まれる重い部分(ヘビースポット)によって走行時は振動が生じていると同社は指摘。走行中のヘビースポットの遠心力が大きくなり、時速90キロの大型車の場合、0.06秒間隔で振動しているという。
直径2mm大のセラミック粒子「チェッカーフラッグ」は、生じている振動を利用してバランスを取るもの。タイヤとホイールの間に投入された粒子が、振動の大きいヘビースポットから逃げていき、タイヤ全体のバランスが取れる。
足立社長は、「バランスが取れればタイヤの寿命が2割以上向上する。微細なゴムが地球上のどこかに行ってしまう環境問題にも資する」と話す。
◎関連リンク→ 株式会社ミカタ
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