愛知県瀬戸市に本社を置く大橋運輸(鍋嶋洋行社長)は、障害者雇用に関する優良な取り組みを行う中小企業主として厚労省から「もにす認定」を受け、このほどハローワーク瀬戸で認定通知書の授与式が行われた。

もにす認定制度は、厚生労働大臣が障害者雇用の促進や安定に関する取り組みなどの優良な中小企業を認定する制度で、令和2年4月に創設された。認定には体制や仕事および環境づくり、成果や情報開示に関する合格基準を満たし、法定雇用率2.3%を達成するなどの条件がある。同社の認定取得は愛知県で9番目、運送会社としては全国で2番目となる。

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同社では倉庫内作業などに従事する障害者の雇用を継続していくにあたり、生活面での自立支援に加えて鍋嶋社長自ら家族のもとへ赴き面談を行うなど、きめ細やかなサポートを心がけている。

ハローワーク瀬戸の奥野裕子所長は、「これからの少子高齢化を考えると障害のある方の活躍が求められ、大橋運輸さんに瀬戸市での先頭を切っていただいた。これを機に認定を受ける中小企業が増えれば」と話し、障害者や外国人、女性が働きやすい職場環境整備につながることを期待した。

鍋嶋社長は「良い取り組みをしている企業から聞く話が参考になる。今後も家族との連携を通じて意識を高めていきたい」とコメントし、共生社会の実現に向けた取り組みを進めていく姿勢を示した。

◎関連リンク→ 大橋運輸株式会社