社長が荷主の工場まで回送 「取引をやめていきたい」
230回閲覧
Image: weekly-net.co.jp
「ここまで言われると嫌がらせにしか思えない」と話すのは大阪府の運送事業者。
同社は、荷主1社に3台の専属車両を入れているが、コロナ禍になってから荷主担当者の無駄な指示に困惑している。
専属のため穴を開けることができない同社だが、限られた人材で特殊な仕事をこなすため一人でも休むと対応に困るという。「最近では、ドライバーが体調不良などで休みを取ると連絡しても対応してくれなくなった。それだけでなく、空いている車両を荷主の倉庫まで持って行かないといけなくなり対応が大変」。
このため同社長が荷主の工場まで車両を持って行き、公共交通機関を使用して会社に戻っているという。「荷主の言い分としては、『万一、緊急の仕事が出た時に使用する』と言っているが、当社の社員以外は乗車できないのに、どう対応する気なのか意味がわからない。ほかの2台をうまく回して対応してくれれば無駄な時間が省けるのに」と嘆く。
人材不足が懸念される運送業界で、荷主の対応に嫌気が差しているという同社長は、「コロナ禍が収まれば今後の取引も考えないといけない。運送会社がいくらでもあると思っているなら乗り換えてくれてもかまわない」とし、「将来性のない荷主企業とは、先のことを考えて、取引をやめていきたい」と思いを語る。
ご感想、情報提供など皆様からのコメントをお待ちしております!
お気軽にコメントしてください♪