「運送会社が荷主を選ぶ時代」到来? 人・トラック不足で「立場逆転」広がる
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Image: weekly-net.co.jp
「5年後、10年後には運送会社もそこで働くドライバーの生活も絶対によくなり、若い働き手が増えるはずだとドライバーにも後継者にも常に伝えている」と話すのは、建設資材や建機などを輸送するある運送会社社長。
そう考える要因として、「ひどい扱いを受け、さらに運賃を値上げしてくれないことから数年前に仕事を断った荷主が、ここにきて運んでもらえる運送会社もなくなったのか、『再び契約したい』と連絡してきた。契約を停止した時には『ほかにも運送会社はいるのでお宅とは取引しなくても大丈夫』と言っていたのに」というエピソードを披露。
「正直、その場で断りたいと思ったが、そこは大人として『また機会があれば会社の方に寄らせてもらいます』と言い、その後連絡しないまま今に至っている」という同社長。「さんざん人をバカにしてきた荷主に対して、誰が今さら荷物を求めるのか」と怒りを露わにし、「取引先をバカにしてきたような荷主は今後、運賃も相当上げないと取引してもらえなくなるだろう。結果として、我々運送会社と荷主の立場が逆になることが予想される」と語る。
また、海コンを輸送する別の運送会社も「採算性が合わず、かつて取引を辞退した乙仲から、最近、取引の再開を求められた」。しかし、当時のことを思い出し、〝元荷主〟からの依頼を断ったという。

現在の荷主は、「当社が提示する額まで値上げを考えてくれ、無理な場合でも努力してくれており、将来性を考えて取引している」とのことで、「今まで運送会社をいいように利用してきた荷主は、これからのドライバー・車両不足で運んでもらえない状況になるだろう。数年後には運送会社の立場ももっと大きく変わるはず」と予想している。
