4月から自転車に対する罰則が強化された一方で、車両側も自転車を追い抜く際には1m以上離れた状態での追い抜きが求められている。道幅の狭い道路や1車線の道路は条件付きで除外されるというが、この罰則に不満の声を漏らす運送事業者も少なくない。

 

大阪府門真市の運送会社は「2車線以上あればまだ追い抜きはしやすいだろうが、1車線の場合はトラックが1mの間隔をあけて走るのは難しく、走行できたとしても渋滞のリスクが高まる」と指摘。「自転車専用道路区間を作ったことも追い抜きがより難しくなった要因だろう。ふらついている高齢者の自転車が車道を走っているのは危ない」。

同東大阪市の運送会社も「厳罰化でトラックドライバーはより運転しにくくなったし、渋滞が増えることを加味して教育方針を転換していく必要もあるだろう」と説明。そのうえで、「車道に作られた自転車用道路のおかげで、運転の難易度が上がっていると感じている。警察も違反数の増加にすべて対応し切れるのか」と指摘し、「最終的には今までと変わらない気もする」と付け加える。

同市の別の運送会社も「自動車も運転しづらいだろう」と状況を考慮し、「自動車用道路を拡充するなど、対応法はもっとあるはず」と訴える。