なんで飛行機動いてるのに荷物代高いままなん?

テルヤン:なぁカズキ、アラブ首長国連邦の話なんやけどな。

 

カズキ:UAEか。どないしたん?

 

テルヤン:空の制限が5月2日に終わったんやて。せやのに航空便の貨物運賃が全然下がらへんねん。前の年と比べて65%も高いままやで。

 

カズキ:えぇ?制限解除されたのに値段そのままって、どういうことやねん。

 

テルヤン:そこがややこしいとこでな。UAEの当局は「もう大丈夫です」言うてんねんけど、ヨーロッパの安全機関は5月5日まで警戒レベル下げへんかったんや。

 

カズキ:そら混乱するわ。お役所の言うことバラバラやん。

 

テルヤン:せやねん。それでルフトハンザとかKLMオランダ航空みたいな欧州系の会社は、まだドバイ便を止めたままなんやて。

 

カズキ:飛ばせる体制になっても、飛ばさんかったら意味ないやんけ。

 

テルヤン:ほんまそれ。エミレーツ航空は危機前の88%まで戻ったらしいけど、UAE系の主要4社全部で見たら73%しか復活してへんねんて。

 

カズキ:要するに、空の道は開いたけど使える飛行機が足りてへんってことか。

 

テルヤン:その通り!それで荷物運ぶスペースが少ないから、運賃がバカ高いままなんやわ。

 

実際どれくらいの便が飛んでんの?

航空貨物輸送のイメージ
画像: Pixabay

カズキ:で、実際どんだけ影響出てんねん?

 

テルヤン:ドバイの空港の第1四半期の数字がヤバいで。旅客が前年より2割減、貨物も2割減や。3月だけで見たら旅客は3分の1まで落ち込んだんやて。

 

カズキ:3分の1って、ほぼ壊滅状態やんけ。

 

テルヤン:せやねん。それでもな、2月28日から4月30日の間に600万人以上の客と21万トン以上の荷物は処理したらしいで。完全に止まったわけやないねん。

 

カズキ:制限の中でもギリギリ動かしとったんやな。

 

テルヤン:そうそう。でもな、外国の航空会社への発着制限もあってな。ドバイ空港が3月27日に「1日1往復だけにしてや」って通知出したんやと。

 

カズキ:それじゃ荷物運ぶキャパ増えへんやん。

 

テルヤン:まさに。空域の制限は解除されても、空港側の受け入れ枠が狭いままやから、外国の会社は復活できへんねん。特にインド系の会社が困っとるらしいわ。

 

カズキ:お役所の縦割りみたいな話やな。片方はOK出しても、もう片方がダメ言うたら結局動けへん。

 

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海のルートもアカンかったら航空運賃下がらんやん

テルヤン:さらにな、ホルムズ海峡っていう海の道も危ないままなんや。

 

カズキ:海もダメなん?

 

テルヤン:国際海事機関が4月24日に発表してんけど、ペルシャ湾周辺で船が29回も攻撃されて、船員10人が亡くなって、2万人が1600隻の船の上で足止めされとるんやて。

 

カズキ:それ完全に危険海域やん。

 

テルヤン:せやねん。ホルムズ海峡を通る船は普段なら1日125隻から140隻やのに、今は7隻くらいしか通ってへんらしいで。1割も満たんわ。

 

カズキ:そら海で運べへんかったら、急ぎの荷物は飛行機に集中するわな。

 

テルヤン:そういうこと!海運がリスク高いから、納期守らなアカン荷物はみんな航空便に流れるねん。それで飛行機のスペースが回復してきても、運賃が下がらへん構造になっとるんやわ。

 

カズキ:需要と供給のバランスが完全に崩れとるやん。

 

テルヤン:中東・南アジア発の航空貨物のスポット運賃が前年比65%高って数字が、4月下旬時点でも続いとるんやと。市場データ会社の集計や。

 

カズキ:日本の会社もモロに影響受けとるんちゃうん?

 

テルヤン:受けとるで。日本航空は羽田とドーハ結ぶ便を6月1日まで止めとるし、燃油サーチャージは5月から片道5万6000円や。4月が3万円前後やったから、ほぼ倍になっとる。

 

カズキ:旅客だけやなくて貨物の燃油代も跳ね上がっとるやろな。

 

テルヤン:そらもう。ANAカーゴの貨物向け燃油サーチャージも、4月初めは1キロ78円やったのが、5月は226円や。3倍やで。

 

カズキ:それ荷主さんにとっては死活問題やん。

 

結局いつになったら落ち着くんや?

航空貨物輸送のイメージ
画像: Pixabay

テルヤン:今後の焦点はな、5月5日にヨーロッパの航空安全機関がどう判断するかやねん。

 

カズキ:そこで警戒レベル下げたら、欧州系の会社が動き出すってことか。

 

テルヤン:せや。逆に延長されたら、UAEは「もう大丈夫」言うてても、ヨーロッパは「まだ危ない」ってズレが続くわけや。

 

カズキ:現場は板挟みやな。

 

テルヤン:日本の荷主やフォワーダーは、ドバイ経由に戻すのを焦らんと、ドーハとかイスタンブール経由と比較し続けた方がええらしいで。

 

カズキ:代替ルート確保しとかんと、また何かあったときに困るもんな。

 

テルヤン:それにな、緊急時のサーチャージ転嫁条項を契約で再チェックすることと、海運のホルムズリスクが残る限り航空運賃は下がらんって前提で動くことが大事やて。

 

カズキ:要するに、物理的に飛行機が飛び始めても、ビジネス的にはまだ正常化してへんってことやな。

 

テルヤン:まさにそれ。空域開いた=物流復活、とはならへんのが今回の教訓やわ。ANAグループも貨物3社を統合する動きがあるし、日本発の荷物の調達窓口も変わってくるかもしれへんしな。

 

カズキ:現場の人らは情報アップデート追いかけるだけで大変やな。ほんま。

 

テルヤン:せやから、5月5日以降の欧州の判断と、6月以降の復便状況をしっかり見極めてから動く方が賢いで。焦って失敗するよりマシやからな。

 

カズキ:コンプライアンス的にもリスク管理が一番大事やもんな。安全第一で、情報は複数ルートで確認や。

 

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