石油卸値の算定方法が急変!何が起きてんの?

テルヤン:なぁカズキ!えらいこっちゃで!経産省が石油業界にめっちゃ大胆な指示出しよったで!

 

カズキ:どないしたんや急に。また燃料関係か?

 

テルヤン:せや!今までガソリンや軽油の価格ってドバイ原油ベースで決めとったやろ?それをな、今度からブレント原油に変えろって行政指導が入ったんや!海外の通信社が省内の文書を掴んだらしいで。

 

カズキ:ドバイからブレントへ?なんでまた急に変更すんねん。

 

テルヤン:それがな、この2つの原油価格がえげつない差になっとんねん。ドバイは1バレル166ドルまで上がっとるのに、ブレントは109ドルや。その差57ドルやで!

 

カズキ:57ドルって…平時は3ドルくらいの差やったのにな。なんでそんな開いたんや?

 

テルヤン:ホルムズ海峡の封鎖問題でアジア向けの現物取引だけが暴騰しとんねん。ドバイはアジアの精製業者が実際に取り合う現物価格で、ブレントは北海産の先物市場や。つまり海峡と関係ない方の指標に変えたってわけやな。

 

カズキ:なるほどな。政府としては安い指標使って価格抑えたいんやろけど、そんなことして大丈夫なんか?

元売り各社が1リットル64円の逆ざや!現場の実態

石油精製プラントと原油タンクの産業施設
画像: Pixabay

テルヤン:それがな、めちゃくちゃヤバいことになっとんねん。専門メディアがシミュレーション計算したらな、元売り会社に1リットルあたり64円の逆ざやが発生しとるんやて!

 

カズキ:64円の赤字?そんなん持つわけないやろ!

 

テルヤン:せやねん。仕組みはこうやで。物流業者がスタンドや元売りから買う軽油はな、ブレント基準の卸値に補助金適用されて170円前後に収まる設計なんや。

 

カズキ:ほうほう、それだけ聞いたら運送会社には悪くない話やな。

 

テルヤン:ところがやで!元売り会社の仕入れコストは別問題なんや。日本企業が実際に調達しとる原油価格は1バレル140ドルから200ドルの範囲や。タンカー輸送の契約はドバイ連動が多いから、行政指導で販売価格の物差し変えても、仕入れの物差しは変わらへんねん。

 

カズキ:つまり安く売らなあかんけど、高く仕入れなあかんってことか。そら地獄やん。

 

テルヤン:計算するとな、ブレント基準で設定する卸値は小売相当で276円や。せやけど元売りの仕入れ原価はドバイ実勢で340円。差額64円を元売り会社が丸かぶりしとる状態やねん。

 

カズキ:ENEOS、出光、コスモの大手3社は持ちこたえられるんか?

 

テルヤン:原油高で精製マージンが一部広がっとる面もあるけどな、この逆ざやが販売量に応じて積み上がったら無視できへん規模になるで。封鎖が長引いて吸収力の限界来たら、卸値にドバイ実勢を反映せなあかんくなる。

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運送会社が今すぐ確認すべき2つのポイントとは

カズキ:運送会社としてはどう動いたらええんや?

 

テルヤン:大事なポイントが2つあるで。まず1つ目は、元売りとの軽油仕切り価格の契約条件チェックや!

 

カズキ:契約書確認か。何を見たらええんや?

 

テルヤン:行政指導受けて卸値がブレント基準に切り替わっとるなら、当面の仕切り価格はブレント連動で安定するはずや。せやけど契約に「原油市場の変動に応じて見直す」みたいな条項があったら要注意やで。元売りが吸収しきれんようなったら仕切り価格が動く可能性あるからな。

 

カズキ:なるほどな。2つ目は?

 

テルヤン:荷主への説明準備や!今は170円前後で収まっとるから荷主側は危機感薄いやろ。せやけど元売りの卸値が動いた場合、燃油サーチャージの引き上げ交渉が必要になってくる。

 

カズキ:荷主から「なんで170円に抑えられとったのに急に上がるんや」って言われるやつやな。

 

テルヤン:そう!そのときにブレントとドバイの乖離、政府の指標変更の仕組み、元売りの吸収余力の限界を数字で説明できんと交渉にならへん。今のうちに資料整理しとかなあかんで。

 

カズキ:価格が動いてから対応したら完全に後手やもんな。

 

テルヤン:加えてや、卸値が動いた場合にどの時点でサーチャージ見直すか、社内の判断基準を先に定めとく必要があるで。

封鎖長期化で物流コストはどうなる?今後の展望

石油精製プラントと原油タンクの産業施設
画像: Pixabay

テルヤン:さらにヤバいニュースがあってな、WTI原油先物が100ドルの大台に乗ったんや。2022年7月以来やで。

 

カズキ:原油全体が上がっとるんか。停戦の見通しは?

 

テルヤン:それがな、イランが米国の停戦案拒否しとんねん。トランプ大統領はイラン発電所への攻撃期限を4月6日まで延長したし、封鎖が終わる見通しは立っとらんのや。

 

カズキ:つまり当分この状態続くってことやな。

 

テルヤン:政府は備蓄放出、補助金、卸値の指標変更で時間稼いどるけど、全部元売りのバランスシートに負荷かけ続ける措置やからな。元売り各社は6月に決算控えとるし、逆ざやの継続をどこまで許容できるかが焦点や。

 

カズキ:6月までもつんかな…。

 

テルヤン:64円の差額がいつ、どういう形で表に出てくるか分からんねん。運送会社は次の価格変動を前提に動く局面に入っとるで。今のうちから準備しとかんと、いざってときに困るのは現場や!

 

カズキ:ほんまやな。契約確認と荷主への説明準備、この2つは最低限やっとかんとな。コンプライアンス守りながら、しっかり自社守る対策が必要やで!

 

テルヤン:せやせや!ニュースは難しいけど、自分の会社に関わることやからしっかり押さえとかなあかんで!

 

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