北海道物流人倶楽部80回例会 「traevo noWa」活用呼びかけ
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Image: weekly-net.co.jp
北海道物流人倶楽部(斉藤博之代表幹事、北海道物流開発)は11月17日、札幌パークホテルで80回目の例会を開催し、道内外から物流関係者40人が参加した。
traevo(東京都港区)の鈴木久夫社長を講師として招き、今年度JILSのロジスティクス大賞を受賞した共同輸送相手の探索サービス「traevo noWa」の概要やマッチング事例などを聞いた。
北海道では昨年度と今年度、北海道経済産業局が中心となり、共同輸配送のデジタルマッチングの実証を行っているが、これに「traevo noWa」を採用している。

鈴木社長は「異業種・複数企業間での共同輸送を活性化させることを目的に開発し、昨年度の北海道での実証を経て、今年8月に正式にサービスインした。積み地・下ろし地、運行実績や頻度、車格などを可視化し、共同輸送の候補となる他企業を検索できる。企業名や輸送品目、数量などは匿名化され、相手先探しにかかる手間を大幅に削減する。10月までに約1万件の輸送ルートが登録されており、近くこれが1万5000ルートになる見込み」と説明。
「traevo noWaは、広範な社会インフラを目指している。『情報を独占するのはやめませんか?』というのが根本的な思想。困った時に見ると荷物が見つかるという敷居の低い、気軽に利用できるインフラを目指している。北海道での実証は、1月末まで無料で参加できるので、ぜひ活用して、共同輸送の相手を見つけてほしい」と呼びかけた。
斉藤代表幹事は「発足から14年目を迎え80回の節目となるが、今後もトラック、倉庫、荷主、システムといった縦割りではなく、物流をキーワードにさまざまな人が集まれる場としていきたい」と述べた。
◎関連リンク→ 株式会社traevo
