私たちの食卓に欠かせないお米。その流通を陰で支えるヒーローがいることをご存知でしょうか？JA全農が27日に公開した動画「米を届ける 安定供給の裏側編」では、知られざる物流の舞台裏が明かされています。

 

この映像では、農業ジャーナリストの小谷さんが案内役となり、お米専用の貨物列車「全農号」に迫ります。金沢と大阪を結ぶこの列車は、一度に100個のコンテナを積載。驚くべきことに、20両編成で合計500トンものお米を運搬しているのです。

 

「どうして鉄道輸送なの？」と疑問に思われるかもしれません。実は2024年に深刻化する物流危機への対策として、長距離輸送の効率化が急務となっています。東北や北陸の生産地から消費地である東海・関西まで、環境負荷を抑えながら大量輸送できる利点があるのです。

 

映像では、埼玉県久喜市にある物流拠点も紹介されています。ここでは、トラックドライバーの負担軽減を目指した工夫として、統一規格のフレコンバッグやパレットの活用も解説。お米が私たちの元に届くまでには、多くの人々の情熱と創意工夫が詰まっているのです。

 

毎日何気なく食べているお米の流通には、こんなにも多くの人々の努力があったのですね。あなたが次にご飯を口にするとき、その一粒一粒に込められた物語を想像してみてはいかがでしょうか？

 

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