参議院予算委員会の質疑で、高市早苗首相が自宅のショッピング習慣について意外な一面を披露し、会場に笑顔が広がりました。国民民主党の榛葉幹事長が「物流の2024年問題」に関連して、首相のネット通販経験を尋ねたことがきっかけでした。

 

「実は靴や下着などは私自身もネットで購入しています」と照れながら答えた首相。さらに続けて「夫のショッピング癖」についても言及。「主人は私が知らないうちにテレビショッピングで様々な商品を注文していて、未開封の箱が山積み状態。使われないまま放置された品々や、支払い催促の状況は本当に悲惨です」と家庭内の実情を率直に語りました。

 

この親しみやすい返答を受けて、榛葉氏は話題を本題へと移行。私たちが便利に利用する「送料無料」の裏側には、ハンドルを握って奔走するドライバーたちの存在があると指摘。年間労働時間が960時間に制限された後も、物流業界の問題は依然として解消されていないと強調しました。

 

トラック運転手の平均年収が全産業平均より約1割低いという現状も明らかに。「十分な給料をもらっているという誤解がありますが、実態は厳しい」との指摘に、首相も頷く場面がありました。私たちの便利な買い物生活を支える物流業界の実情を考えさせられる質疑となりました。

 

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