北海道室蘭市は6月に改訂した室蘭港の港湾計画に基づき、2030年代後半をメドに同港の貨物取扱量を2100万㌧(20年は速報値で1193万㌧)まで増やす目標を掲げ、埠頭(ふとう)の整備や港湾機能の集約を進めていく。ただ、近年は基幹産業の製鉄業での減産や製油所の撤退などが相次ぎ、港で取り扱う貨物量の減少が続くなど課題も多い。地域経済の活性化とともに同港の活気を取り戻すため、地元企業と一体となった産業競争力の強化が期待される。22年の開港150周年を間近にした同港の将来見通しや、物流事業者の声を取材した。(朽木崇洋)
【写真=1872年の供用開始から「鉄の町」の発展を支えてきた】


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